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天冥の標 [映画・本・舞台・TV等]

小川一水「天冥の標」。

ここしばらく気に入ってる作家の作品なのと、
2巻の舞台が(私もちょっと関係している)パラオと聞いて、
とりあえず1巻「メニーメニーシープ」上下巻と、2巻「救世群」を読んでみた。

1巻は、正直ワケ分からん。謎をばらまくだけばらまいておしまい。
でも、解くべきキーワードとヒント、あと、先行きを推理(妄想)する余地は随分と面白い。
そして、2巻は、単独の作品としてもなかなか。
でも、両巻とも、作者の1巻のあとがきにあるとおり「ちょ、おい」というところで、終わる。
うーん、これは、「次回につづく」で思い切り煽ってるよなぁ。
しかも、次巻では単純な続きにならないのが、その時点からわかっている。

全10巻らしいのだけど、さてさて、はたしてちゃんと収束するのかな?
1巻あとがきからは、プロットはちゃんとできてるみたいなので、楽しみです。
(プロット広げるだけ広げて適当なところで放り投げる作品、多いからねぇ……
ちゃんと完結させてこそ作品じゃねーか?と思うのだが。)


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